2011年6月19日

5月23日から6月16日まで日本に出張していたので、HPの更新ができず、申し訳ありませんでした。日本では東京や広島で6回講演したほか、6月7日にTBSラジオの生放送でドイツの脱原子力政策と再生可能エネルギーの拡大について1時間半話しました。

昨日、NHK衛星放送の「地球テレビ100」に生中継で出演しました。テレビに出るのは、NHKのワシントン特派員だった1990年以来、21年ぶりです。

自宅の本棚を前にして、ユーロの危機とギリシャへの救済措置に関するドイツの反応についてレポートしました。

残念ながら時間の関係で、放送の直前に私のコメントが半分にカットされてしまいました。本当はもっと話したいことが沢山あったのですが・・・・。

NHK時代にも感じていた、テレビの限界です。沢山取材していても、ほんの一部しか放送に出すことができないので、欲求不満になる。放送時間には限りがあるので、やむを得ませんが。

それにしても、インターネットはすばらしい媒体です。特に私のようなフリージャーナリストにとっては、強力な武器です。

ノートブック型コンピューターにカメラとマイクを付け、インターネットに接続するだけで、ドイツの自宅から日本に向けて生中継ができるのですから。

画像と音声の間に時差があるなど、不十分な点はあります。今回も、音声や回線のテストにかなり時間がかかりました。それにしても、こんなに簡単にテレビ中継ができるとは、技術の進歩はすごい。

ドイツ帰国後2日目の生中継は、綱渡りの部分もありましたが、トラブルなくレポートを終えることができたのでほっとしています。

スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

熊谷 徹